アルビノの特徴は?
アルビノは色素が欠損してしまった個体であり、動物界では稀にみられる種類を指します。
ウーパールーパーにもアルビノが存在しますが、他のカラーとはどう違うのでしょうか?
アルビノという色
アルビノという色は、遺伝の過程で色素が欠損して生まれてきた個体のことを言います。
例えば、通常は模様が入った蛇なのに真っ白で赤い目をした蛇がいたり、フクロウなのに全身真っ白と言うのも報告されています。
この中にはホワイトタイガーというものがいますが、あれはあえて白くさせたものであり、アルビノとは違います。
アルビノの特徴として、色素がない=目玉の色が抜けているというものがあり、ウーパールーパーのアルビノも目玉は白。
黒くなることはないのです。
アルビノの特徴
ウーパールーパーのアルビノは、真っ白ではありません。
リューシスティックのようにうっすらピンクがかった体色をしており、エラもわずかにピンク色になっています。
ですが、リューシに比べて白みが強く、目の色も黒ではありません。
また、色素を作り出せないため、メラニン色素が表面に出てくることもなく、大人になっても体の模様も色も変化はないのです。
購入時から見た目がほぼ変化しないという意味では、ずっと同じままで育つ個体と言えますね。
もう1つ、アルビノには決定的な特徴があります。
それは視力の弱体化。
通常のウーパールーパーよりも視力が弱いため、誤って敷石を飲み込んだり、仲間をかじってしまうことがあるのです。
餌やりも少し苦労するので、目が悪いということを知ったうえで飼った方が無難です。
多頭飼育は避けた方がいいですね。
相場
白いカラスや蛇と言うのは非常に珍しく、なかなか見ることはありませんよね。
最近では狸やシマリスのアルビノも発見されており、これらがペットとして販売された場合は高額になるのは間違いありません。
しかし、爬虫類や両生類にもブリーダーと言う繁殖家がおり、アルビノを生み出すことができます。
珍しい個体の方が人気が出るため、組み合わせを変えて繁殖させることで比較的簡単に生まれるようになりました。
ウーパールーパーのアルビノ種もこうして作り出せるようになっているので、価格が跳ね上がることはありません。
流通度でいうと、リューシスティックやマーブルとあまり変わらないため、価格も同程度なことが多いようです。
700円ほどから3000円ほどで販売されているのでポピュラーな種であると言えます。
生まれつき色素を持たないため、見た目が真っ白なアルビノ。
単純にペットとして飼う人には敬遠されることが多いようですが、ウーパールーパー愛好家などには好まれている種類です。
さほど入手も難しくなく、店頭で見かけることもあるでしょう。
売れ残る可能性は少ないので、マーブル同様、人気のある種類と思っていいですね。