ウーパーは再生能力がスゴイ

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ウーパールーパーには、まだまだ知られていない不思議な点が数多く存在します。
その中でも今回は「再生」する能力についてまとめてみました。

ウーパーは再生する

多頭飼育をしていたりすると、共食いで手足やヒレの1部が欠損している個体も見つかります。
店頭での販売時、沢山のウーパーを1つの水槽で展示している時にはよく見られるもので、これらは価格もだいぶ安く販売されます。

手が片方なかったり、ヒレがかけているのは難ありとなってしまうのですが、一生治らないわけではありません。
じつはウーパーには再生する能力が備わっているのです。

なぜ再生できるの?

ウーパーが怪我をすると、傷口に彼らの細胞が集まり、集中的に元に戻そうとします。
これによって、無くなったはずの手がまたきれいに生えてきたり、欠けたヒレが元通りになるのです。

どうしてこんな能力があるのかと言うと、ウーパールーパーが幼生のまま成熟する「ネオテニー」という生きものであることが原因のようです。
大人にならないので細胞が完全化する前の段階で一生を過ごすことになり、それが原因ではないかとされているんです。

これはウーパーの成長に顕著に表れ、生まれてから間もない個体と数年経過した個体では再生時間が異なります。
つまり、若い(幼い)うちほど再生が早く、以降は徐々に再生時間もかかるようになっていくんですね。

ちなみにウーパーは前足と後ろ足で指の本数が違います。

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上の画像を見ると、前足が4本指なのに対して後ろ足は5本指になっていますね。
これはもともとなので心配なく、正常な状態です。

怪我をすれば再生するものの、生活に支障が出るのでウーパーに良いことではありません。
なるべく怪我をしないように飼育していきましょう。

病気に強いわけではない

再生する能力は確かに優れていますが、病気に強いというわけではありません。
例えば水カビなどは、感染して放置したままで再生(完治)することはないのです。
ぷかぷか病の場合はガスや空気が抜ければ治りますが、腹水症も自然治癒は難しい病気です。

怪我で欠損してしまった部位の再生はできても、病気にかかっても平気と言うわけではないので、その点には注意しましょう。

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