ウーパールーパーって正式名称?
この生き物の名前は?と言うと、誰もが「ウーパールーパー」と言います。
もちろんこれで流通しているので間違いはありませんが、じつは正式名称ではありません。
日本にやってきてからどうやってこの名称がついたのか調べてみました。
1980年代にやってきた
今から35年ほど前、日本はエリマキトカゲなどの奇抜な生き物ブームが起こりました。
それと同じくらいの時期にテレビCMで話題になったのがウーパールーパーです。
あまりにも不思議な姿と見た目で一躍人気となりましたが、ブームが去るのも早かったとされています。
この時、すでにウーパールーパーの名前で巷に広がったため、いまだにウーパーで定着しているのです。
正式名称は?
ではウーパールーパーはどの世界で通じる名前かと言うと、なんと日本だけ。
日本人でしか通用せず、海外ではウーパーと言ってもなんのことやら通じません。
それもそのはずで、正式名称は「メキシコサラマンダー(メキシコサンショウウオ)」なのです。
また、別名として「アホロートル(水に遊ぶもの)」という名前もありますが、どちらも正解。
なぜこうなったのかと言うと、ウーパーが日本に入ってきた当初、登録商標にしようということで「スーパールーパー」という名前を持ち込んだことに由来します。
しかし当時「スーパー○○」という名前の登録が多く、承認されるまでに時間を要することになったため、「ウーパールーパー」で申請したのです。
そのため今でもウーパールーパーと言う名前になっているんですね。
メキシコ生まれのサラマンダー
サラマンダーはサンショウウオのことであり、メキシコ生まれのウーパーらしい名前です。
しかし、本来メキシコサラマンダーと言えば陸上化しているサンショウウオを指すので、紛らわしいという点でもウーパーと言った方が通じやすいのです。
また、アホロートルというのも少し彼らに失礼なネーミングに取られるため、やはりウーパーでいいのかもしれません。
いずれにせよ流通名であることは間違いないのです。