ウーパールーパーは両生類?

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生まれたてのベビーから大人になるまで、ずっと水中で飼育できるウーパールーパー。
水の中で一生を過ごすので水生生物なのでしょうか?
それとも爬虫類なのでしょうか?

意外な答えと驚きの変化をご紹介します。

正式には両生類

ウーパールーパーは子供のころから姿を変えないままで大人になる貴重な生き物です。

例えばカエルはオタマジャクシから徐々に姿を変え、やがて陸に上がってカエルになりますね。
ウーパールーパーはそれとは違い、一生変態することはありません。

通常であればこの状態なら水生生物や爬虫類に匹敵しそうですが、ウーパーは両生類に分類されます。
一体なぜなのでしょうか?

じつは変態可能!

正しい方法で飼育していると、ウーパーが姿を変えることはありません。
様々な書籍や文献で紹介されている通り、ネオテニーと言う幼生のままで大人になる生き方をします。

しかし、稀に陸上に対応してしまう「陸化」という現象が起こることがあり、こうなった場合は陸に上がるようになるので変態できると言わざるを得ません。
陸化すると水中ではなく水辺の陸地で過ごすようになるので、エラではなく肺で呼吸を開始します。

つまり、ウーパーは水中と陸とどちらにも対応できる両生類で間違いないのです。

陸化するとどうなるの?

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では、陸化してしまうとどうなるのでしょうか?
もともとサンショウウオの仲間なので、陸に対応するとサンショウウオとそっくりな姿に変わります。

顔の横のヒレはなくなって、つぶらで可愛らしい目は顔のサイドに移動し、カエルのように飛び出た目になります。
そして背中のヒレや水かきもなくなり、水中に適応した体でなくなるのです。

ツルンとした姿で、ペットとしても人気の「メキシコサラマンダー」のようになります。
陸化するとデメリットも伴い、寿命が短くなるので長生きはできません。

水深の浅い水槽で飼っていると起こりやすいようなので、できるだけ陸化させないよう、水槽の水はたっぷりとキレイな水で満たしておくことを心がけましょう。

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