多頭飼いしてもいいの?

ウーパールーパーを水槽の中に数匹飼ってもいいのでしょうか?
飼育者の中には数匹を1つの水槽内で飼育する人もいるので、絶対にダメなわけではありません。

そこで、最低限気を付けておきたい多頭飼育のコツをまとめてみます。

本当は孤独がいい

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ウーパールーパーも生き物ですから、当然のように縄張り争いはあります。
自然の中ではいくらでもスペースがあるので、たとえ縄張りを争ったとしても、追い出されたウーパーも行き場があるので問題ありませんね。

しかし、水槽という小さなスペースではそうはいきません。
争いに負けた方は逃げることもできず、衝突しあうことになります。
水槽はあくまでも飼育用の“仮住まい”と考え、本来の自然に比べれば狭いと思って育ててあげましょう。

できるだけ1つの水槽でゆったり育てるのが理想です。
上の画像のように自由気ままに遊べるのも、1匹だけで過ごしているからなんですよ。

多頭飼育する場合のコツ

あくまでも孤独が向いているウーパーですが、いかなる場合でもNGと言うわけではありません。
ウーパーにも個体差や性格があるので、数匹で仲良く暮らす場合もあるのです。

必ずしもどの個体同士も仲良くなれるわけではありませんが、多頭飼育する際は以下のことに気を付けましょう。

水槽に必ず余裕を持たせること
隠れ家をウーパーの数だけ用意する
・えさ不足にならないようにする

1匹に1つの水槽でも狭いくらいなので、そこに2匹以上となればますます余裕が必要になります。
「広すぎるかな?」と思えるくらいの大きさの水槽でいいので、ウーパー同士がゆとりをもって過ごせる広さの水槽で飼いましょう。

また、隠れ家は2匹いたら必ず2つ用意します。
万が一相性が悪くても、逃げ場があれば喧嘩を防ぐことができますよ。

多頭飼育に向かない種類

多頭飼育には向きと不向きがあります。
最も向いていない種類は、「アルビノ系」「金輪目」の2種類。
“金輪目”とは、黒い目玉の周りに金色の輪が入る個体のことです。

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画像のリューシの目が金輪なのがわかるでしょうか?
同じリューシスティックでも目玉が真っ黒タイプと金輪タイプがおり、金輪タイプは視力が悪いとされているのです。

アルビノやゴールデンも黒い色素を持たずに生まれているので、目が白いですよね?
これが視力が劣っている特徴。
ゴールデンも金輪も視力が低いため、他の個体と一緒に暮らすのは向きません。

目の前で動くものを餌と勘違いして食べてしまうので、他の個体を傷つける可能性があるのです。
多頭飼育する場合は、これら目の悪い種類を避けて飼育するといいでしょう。

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