雄雌の見分け方と繁殖方法

ウーパールーパーは雄と雌の見分けがしやすいので、簡単に性別を知ることができます。
飼っている個体の性別が分かれば繁殖もさせやすいですね。
では、性別の見分け方と繁殖方法を見ていきましょう。

性別判定

ウーパールーパーは大人になると、後ろ足の付け根で性別判定が可能です。
下の画像を見てみましょう。

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後ろ足としっぽの間にふくらみが見えますよね?
これは雄の個体です。
雌にはこのふくらみがありません。
画像のように前から見れば見やすいですが、横からでも区別は可能です。

横向きになっているこの個体の後ろ足に注目しましょう。

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後ろ足としっぽの付け根の間が膨らんでいますね。
雌の場合はこの後ろ足としっぽの付け根までの距離が短くなります。
大体15センチ~20センチまで成長すれば性別を確認できるようになります。

繁殖の方法

繁殖は難しいと思うかもしれませんが、意外にもウーパーの繁殖は簡単です。
雄と雌の相性が良く、時期が来れば自然と卵を産み落とします。
まずは「」を体感させることから始めましょう。

冬を超えると繁殖の時期が来たと勘違いし、卵を産む準備が始まります。
季節が冬でない場合、水温を5℃~10℃に保って2週間ほどそのまま慣らします。
これで感覚的には冬を体感したことになります。

その後、雄が発情を始めると、三角型の透明なゼリーの袋を出し始めます。
これは精包であり、雌が体に取り込むとおなかの中の卵が受精卵になるという仕組み。
雌が取り込んだ後は2日ほどで産卵が始まるので、繁殖のスピードは速いのです。

卵は水槽内の水草や隠れ家、床などあらゆる場所に産み付けます。
カエルの卵のようなものが100個以上、平均して200個近く生み出されるので、餌と間違えて食べることもあります。
産卵後は卵とウーパーを離しましょう。

孵化するまで

孵化するまでは卵にエアレーションの水流が当たらないように気を付け、毎日水を替えて様子を見ましょう。
産卵が速いだけあり、孵化までも時間を要しません。

5日目の卵では、目視で確認できるほど形が変化し、10日目ごろには頭としっぽの見分けができるほどになります。
そしてそのまま10日ほど経過すると、ほとんどの卵が孵化。
孵化率が高いので、産んだ卵はほぼ生きると思っていいでしょう。

ある程度の大きさになるまでは同じ水槽内で飼育できます。
100匹以上の子ウパになるので、あらかじめ計画をもって繁殖に挑んだ方がいいですね。

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