泳ぐ姿が面白い
水生生物なので、ウーパールーパーも泳ぎます。
ですが、普段はじっと底にとどまってみたり、ゆっくり歩くくらいでスイスイ泳ぐのは頻繁ではありません。
どんな時に泳ぐのでしょうか?
基本はスローな生き物
餌を食べるときには一瞬にして獲物を吸い込むので、とても素早いウーパールーパー。
生きている魚も捕まえられるほどのスピードを持っています。
しかし、基本的には水槽の底でじっとしていることが多く、端から端まで魚のように泳ぎ続けるということは稀です。
水槽の隅でじっとしていたり、底の匂いを嗅いでいたり、ほのぼのした生活です。
泳ぎ方は魚と一緒
手足やヒレが水流を受けるので、泳ぎ姿は不格好になりそうなものです。
でも、水の抵抗を極力少なくできるよう、手足もヒレも折りたたんで体にぴったり密着できるのが特技。
手も足も尻尾に沿うようにくっつけ、「気を付け」のような姿勢になります。
そしてヒレも頭に密着させ、滑らかに体をくねらせて泳ぐのです。
驚いた時にはものすごいスピードで泳ぎだし、一瞬で陰に隠れるほどすばしっこいんですよ。
臆病な性格なので、いきなり近づいたり振動を与えると素早く泳いで姿を隠そうとするのです。
長い尻尾のおかげでスピードも出るようで、方向転換の時にだけ手足を使います。
水槽の壁にぶつからないように器用に泳げるのも特技なんですね。
犬かきもできる!
長距離泳ぐときや急いでいるときには上のような形でスイスイ泳ぎますが、ほんのちょっとの距離を泳ぐときや少しずつ調整して浮上するときなどは犬かきをします。
手足をオールのように動かして泳ぐので、この時の姿もかわいいんですよ。
上の画像では、水槽の上で手を動かしてみたところです。
餌をくれると思って様子を見ながら上昇してきました。
調整しながらの泳ぎなので完璧に犬かき状態ですね。
手足を交互に動かして犬かきしているのがわかりますか?
もちろん、泳ぎをやめるとそのままの姿で沈んでいきます。
スピード調整が必要な時の泳ぎは犬かきになるのも、ウーパーの面白い姿の1つですね。